長崎県”人間と性”教育研究協議会

22回長崎セミナー            

◆日時 2012年2月18日(土)  長崎大学医学部保健学科にて

長崎大学医学部保健学科                 
     雪がちらつく中参加いただきありがとうございました。
      充実した分科会と講演会でした。参加できなかった方、雰囲気だけでもご覧ください。

  A分科会   小学校でおこなう性教育      保健所における性教育  
  

小学校での性教育の取組

 性の問題は「自分を大切にする」のが基
本です。教師主導の授業ではなく、子ども
たちに考えさせるなど、工夫されている授
業の報告がありました。

 授業の黒板板書の写真を見ながらでし
たのでとても判りやすく、勉強になりまし
た。雪の中来た甲斐がありました。

 報告ありがとうございました。

県央保健所における性教育の取り組み  宗 陽子さんより報告

  










 宗先生から、長崎県ではエイズ患者(HIV感染者も含めて)どれく
らい報告されているでしょう
。というクイズを出されました。先進国の
中で珍しく増加している日本。長崎では50人の感染者報告があっ
て、その3分の1が、感染の事実を知らずエイズ症状が出て初めて
感染に気づくという「
いきなりエイズ」だそうです。
 参加者に医療関係や保健所関係の方が増えているのも、身近に
危機を感じているからでしょうか。丁度この頃に新聞報道されてい
た、厚生労働省元局長・村木厚子さんが、賠償金を寄付した、施設
職員も参加されていました。

 保健所では、中高生対象だけでなく、小学生対象授業もされてい
ます。あなたも近くの保健所の地域保健課へ相談してみません
か?
 
  B分科会   特別支援学校での性教育の試み     


「性の学習」について、学校全体で取り組めるように働きかける様子や、そ
の結果、全体で取り組むようになる様子など詳しく紹介していただきまし
た。

また、子どもの実態や特性が様々な中、学部・学年別の集団指導であった
り、時には個別指導であったりと、子ども一人一人に合った「性の学習」が
できるよう配慮されていることがとてもよくわかる内容でした。保護者との連
携の大切さや学内外とのネットワーク作りの大切さも改めて感じました。




参加者からも「実態に合わせての保健指導や性教育の展開例をたくさん提
示され勉強になった」という感想や、「自尊感情を高めることとその支援、コ
ミュニケーションの取り方の大切さを再認識した」という感想等がよせられま
した。

 


◆講演   「障がい児・者の性と生―ライフサイクルに応じた性教育―」      
講師:任海園子さん

長く特別支援学校で養護教諭として性教育を実践。現在は定
年退職し、農業の傍ら”人間と性”教育研究協議会の障害児サ
ークルのお世話をされています。


 任海さん(とうみ)独特の優しいまなざしと言葉、豊
 富な経験の中から具体的でわかりやすい話をして
 くださいました。

 特に印象に残った2例を紹介したい。
「お兄さん、お姉さんになるとストレートなスキンシップはいけない。『いいですか?』『いいですよ』という、人とのか
かわりに「
」が必要だと教えたい。」
 「人前での性器いじりや自慰などの問題行動を『恥ずかしい』ことだと感じさせることは難しい。『一人でこの場所
でしていいよ
』など時と場所を選ぶルールの方が身につきやすい。」
など、具体的な話になるほどとうなずく参加者。
最後の質疑応答で性教育に関わったきっかけを尋ねられると、
「子どもの実態から必要性を感じてはじめた。はじめるに当たって、まず、自分が性を学ばないといけないことから
始まった。問題を共有する仲間と一緒に作る。新しい発見があり、とても楽しかった。楽しくないと続かない。」と、
私たちも、長崎でサークルを作って楽しく勉強させてもらっています。

あまたも、入って勉強しませんか?


   
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